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佐藤優樹・工藤遥(取材)『まーちゃんくどぅーのハロプロ先輩探訪記』(竹書房)を読む

12月13日(土)

モーニング娘。’14の末っ子、まーちゃん(佐藤優樹)とくどぅー(工藤遥)の二人がハロプロに所属する先輩アイドル達を訪ねて取材した記事をまとめた本。『Top Yell』(竹書房)というアイドル雑誌で2012年5月から2014年1月まで連載された記事に、新たに3人から取材した記事を加え、合計18人から話を聞いている。

2012年は2人ともまだ中学生になったばかりで、完全に子供なまーちゃんと比較的しっかり者のくどぅーのコンビで先輩たちに様々なことを質問するのだが、その質問が時にとんちんかんなものだったり、先輩そっちのけでケンカを始めたりする。それにあきれながらも先輩たちは愛情ある受け答えをしていて、その暖かいやり取りは読んでいてほのぼのする。

先輩といってもわたしから見ると10代から20代前半の若いアイドルの女の子たちである。だが、後輩を前にしているためか、その先輩たちの言うことが実にしっかりしている。アイドルとしての心得、グループ内の人間関係の問題をどう解決するか、体調管理の方法、おしゃれや髪の色をどうするかなど、それぞれの考え方や体験談を聞くことができる。ブログやネットの番組などを通じて彼女たちの考え方をある程度知っているつもりでいても、後輩に対して話す時にはまた別の一面が見えて新鮮である。

初めは子供だった二人も少しずつ成長してゆく。この本は直接には先輩へのインタビュー記事なのだが、二人の中1から中3にかけてのものなので、聞いている側の成長も感じ取れる。だからこの本は二人の成長記としても読める。わたしには経験がないが、子育てをしている親はたぶんこんな気持ちなのだろう。子供だと思っていた子が心の深い所から大人の言葉を発する。それを目の当たりにして起こるのは、うれしさと泣きたい気持ちとが混ざったような甘酸っぱい感情である。

まーちゃんは第一回の時からずっと先輩たちに「好きな木はなんですか?」と聞いている。初めは単なる思い付きだったのが、毎回聞いていくうちにこの連載の縦糸となり、途中から思いもかけない展開を見せ、最後に感動の?落ちとなる。木を巡るやり取りもこの本を読む楽しさと言っていいだろう。

(12月7日読了)

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読んだ本2冊 part2

12月2日(火)

10月と11月はあまり本を読まなかった。もう一冊、マザー・グースに関する本を読んでいたのだが、10月末から11月初めに長崎に帰省した際に置いてきてしまった。ブログに感想を残すのも、読んで日が経つと何だか面倒だ。そこで、読んだ直後にTwitterに一言だけ感想ツイートを残したので、それを載せて代わりとしたい。

1.宮崎哲弥+藤井誠二(対論)『少年をいかに罰するか』(講談社+α文庫)

本書において、現在の日本の少年犯罪や少年法、改正少年法についての論点は荒削りながらほぼ出尽くしており、あとは各論点についていかに議論を深めるかだろう。

(10月15日読了)

2.斎藤環著『生き延びるためのラカン』(basilico)

これでラカンのことがわかったような、わからなかったような。著者によれば、ラカン理解はそんなものでいいらしい。(ホントか?)

ラカンのことはわらかん、いや、わからん。

(11月24日読了)

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