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過去の読んだ本の感想(シリーズ)6

2月20日(木)

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1988年

15/Nov.(FR)

I read the book, "69" written by Ryu Murakami. The story develops in Sasebo in Nagasaki. The hero is a student of Sasebo Kita High School. The year is 1969. Ryu Murakami's novel was very interesting when I read it. This book will be interesting, too.

1989年

1月24日(火)

今日は主に「サバンナの博物誌」川田順造(新潮選書)を読んでいた。西アフリカの主にモシ族の生活についての詳細な記録である。私がケニアで生活していく上でも参考になる。特に開発が「低開発」を作り出したとの意見には同感だ。問題は、伝統的な生活技術が開発によって無用なものになりつつあるのに、それに変わるものが出てこないということなのだ。それが「低開発」なのである。かと言って、元の伝統的な生活に戻ることはできない。

ケニア人がきらいだという人何人かと出会った。これを、どう見るか。ケニア人気質と彼らが呼ぶものの実体は何か。

3月28日(火)

今日は『文化人類学への招待』(山口昌男 岩波新書)を読んだ。昔読んだ時は訳がわからなかったが、今はよくわかる。わかりすぎてなんだかつまらない。

6月21日(水)

P.ラビノー「異文化の理解」(岩波現代選書)を読む。<他者性>か。それは、とまどい、怒りとして表われる。僕は今、異文化の中にいる。さわやかな気持ちである。僕はさらにこの文化の深いところへ行ける。その可能性が本書に示されている。僕はまだ表面を漂っているにすぎないのだ。

7月13日(木)

このごろ日本の夢をよくみる。「移民の日本回帰運動」を読んでたせいかもしれない。あの本は、僕の心の深層と共鳴している。文化人類学にいう千年王国運動。あと1年半で帰れる僕には関係ないことなのに、心が振動している。そう、日本に帰りたい。帰ればすべてうまくいく。そんな幻想(聴)がわきあがってくるのだ。

7月19日(水)

6時半頃に起きて、中沢新一の「野ウサギの走り」を読んでいた。

逃走。僕はとんでもないところに逃げ込もうとしていたのかもしれない。

中沢新一が宗教学者であることに気づく。前からそのことは知っていたが改めて「気づいた」のだ。

逃走。日本において、僕は何から逃げたかったのか。抑圧。農耕倫理(??)。管理。(?)

ところが…。ケニアには、日本以上に抑圧があって、僕を待ちうけていた。…うーん。どうだろう。

7月24日(月)

「インドで暮らす」石田保昭(岩波新書)を読んでいる。この共産主義に傾倒している若者の目に見えているインドは、その後30年近くの後、現在の日本人が持つに至った平均的インド像とは、遠くへだたっている。いや、見えているものはおそらくいっしょだ。しかし、解釈の仕方が恐ろしくちがう。僕らは、ヒッピーの世代を経て、多く彼らの世代の言葉でインドを見る。特に、その宗教的な側面を見る。しかし、この石田氏に宗教は見えていない。また、貧乏な人々の具体的な生活もまったく見えてこない。見えるのは、インテリの意識(?)だけである。

ケニアはどうか。僕には逆に石田氏の見えているものが見えてこない。もし、彼のような目でケニアを見たら、とんでもない世界が見えてくるであろう。僕がそんなケニア像に耐えられるかどうか。

8月1日(火)

大江健三郎の「沖縄ノート」を読む。胃の具合が悪くなる。僕らにオキナワをかかえこむ力量はない。安保・基地の問題。核の問題。自衛隊の問題。差別の問題。

9月16日(土)

「Weep not, child」をようやく読み終えた。今、感動している。いい本なら、ちゃんと読めるんだ。今までは、つまんない本だから読めなかったんだと気づく。

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