読んだ本2冊
11月9日(木)
1.ウェンデリン・V・ドラーネン著『少女探偵 サミー・キーズと骸骨男』(集英社)
加藤洋子訳。海外の児童文学は英語で読むのがふつうだったので、日本語の翻訳で読むのは久しぶりだった。海外の児童文学にはその国の文化が色濃く表れている。この作品もNYの中学生たちの風俗やファッション、ハロウィーンの様子などが描かれている。原作者には無意識であろうその部分がうまく訳せていて読みやすかったし、勉強にもなった。この本は昨年の神田古本市で見つけた。100円だった。続編のようなので最初の作品もいずれ読んでみたい。
(11月2日読了)
2.岡野雄一著『ペコロスの母に会いに行く』(西日本新聞社)
長崎市を舞台とした漫画とエッセイの融合した作品。出てくるのは筆者の認知症の母親と家族の過去と現在。現実と詩的想像の入り交じったユーモラスででも切ない作品になっている。映画化もされ、11月9日から長崎で先行上映、16日から全国で上映される。
映画『ペコロスの母に会いに行く』公式サイトhttp://pecoross.jp/
(11月5日読了)
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