« 青来有一著『爆心』(文藝春秋)を読む | トップページ | 越水利江子(こしみず・りえこ)・作、結川(ゆいかわ)カズノ・絵『リンカーン アメリカを変えた大統領』(角川つばさ文庫)を読む »

2013.06.09

過去の読んだ本の感想(シリーズ)3

6月9日(日)

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

1987年9月5日(土)

『高校生のための文章読本』(筑摩書房)

1. 『ピエールとジャン』序文 モーパッサン 稲田三吉訳

設問:「燃えている炎や、野原の中の一本の木を描くにしても、その炎や木が、われわれの目には、もはやいかなる炎、いかなる木とも似ても似つかないものに見えてくる」(三・8)とはどのような状態をいうのだろうか。

解答:わたしたちは、ふつうに木を見る時、あらかじめ「木」という言葉にからみついている概念で見てしまう。しかし、実際に見ている木は、他のどの木とも異なる世界中でただ1本の木のハズだ。

だから「木」という概念をいったんよそに置いといて、見ている木そのものと対面してみると、その木が、いかに他の木とちがうかというその木の独自性が見えてくる。その時、その木は、「木」ではない。私が見ている、私だけの個別な対象である。

2. “夜と霧”の爪跡を行く 開高健

設問:「一度微塵に砕かれてみたいと思っていた予感」(七・16)とはどんなものであったと想像できるだろうか。

解答:言葉ですべてが表現できるという自信と、何も表現できないのではないかという不安が作者にはあった。そして「“夜と霧”の爪跡を行く」時、彼は完全に言葉を失なった。表現したいことがあるのに、言葉はなかったのである。

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

« 青来有一著『爆心』(文藝春秋)を読む | トップページ | 越水利江子(こしみず・りえこ)・作、結川(ゆいかわ)カズノ・絵『リンカーン アメリカを変えた大統領』(角川つばさ文庫)を読む »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17593/57554236

この記事へのトラックバック一覧です: 過去の読んだ本の感想(シリーズ)3:

« 青来有一著『爆心』(文藝春秋)を読む | トップページ | 越水利江子(こしみず・りえこ)・作、結川(ゆいかわ)カズノ・絵『リンカーン アメリカを変えた大統領』(角川つばさ文庫)を読む »

フォト
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

読み助の本棚

  • 読み助の本棚
    ブクログ