読んだ本、2冊
10月8日(土)
柴田トヨ著『百歳』(飛鳥新社)
春名風花著『はるかぜちゃんのしっぽ(ω)』(太田出版)
ここ2週間で読んだ本は、この2冊である。柴田トヨさんは現在100歳の詩人であり、『百歳』は『くじけないで』に続く第2詩集で、98歳から99歳にかけての詩をまとめたものである。
春名風花ちゃんは、1歳の頃から子役として活躍しており、現在10歳の小学5年生である。また、はるかぜちゃんという名で、Twitter上で自由気ままにのびやかに発言していることでも知られており、この本は、この1年間(8月現在)のツイートをテーマ別にまとめたものである。
二人の歳の差は90歳。でも私にとっては、二人とも尊敬できる書き手である。柴田さんには100歳を迎えてもみずみずしい詩的な感性を維持されていることに対して、風花ちゃんには、自分が疑問に思ったことにはとことん問いかけを続け、ついに自分なりの答えを見つけ出す、その精神の強さと知性に対して。
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