映画『Space Battleship ヤマト』を観る
12月4日(土)
12月1日(水)の映画の日に、新宿ピカデリ―で『Space Battleship ヤマト』を観てきた。日本の大作映画には珍しく水曜日が初日で、おかげで1000円で観ることができた。初日にも関わらず、平日のせいか、座席はけっこう空いていた。
わたしは『宇宙戦艦ヤマト』のTV放映を子供の頃に観ていて、それなりに思い入れもあるため、アニメの実写化にはそれほど期待していなかった。しかし予告編がおもしろかったので、とりあえず観ておこうという気になった。
観た感想はVFXがすごいの一言につきる。アニメでは表現できない、地球からのヤマトの発進、波動砲の発射の迫力が、実写では十分表現されていた。この場面を観るためだけでも、映画館に行くべきである。おそらくこの映像が日本映画のVFXの最高の到達点であり、世界に対抗できる部分だと思う。
あとストーリーの方も、アニメから36年経って古びた部分を削り、新しい要素を加えることで、初めて見る世代の鑑賞にも耐えられるようにしてある。その分、古くからのヤマトファンには不満が残るかもしれないが、わたし個人としては残してもらいたかった部分をうまく残してくれていてうれしかった。
製作者はこの作品で世界に挑む意気込みである。アニメのヤマトは海外でもファンが多い。はたしてこの作品がどのように評価されるのか、わたしも楽しみである。
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