映画『怪談新耳袋・怪奇』を観る
9月23日(木)
9月15日(水)にシアターN渋谷に映画『怪談新耳袋・怪奇』を観に行った。シアターN渋谷は毎月1日の映画の日の他に、毎週水曜日にも1000円で映画が観られる。中にはシアター1と2があり、1は座席数が75、2は102である。この映画はシアター1で上映されていた。入場料1000円の日とはいえ平日の昼間に行ったせいか、観客は30人程度だった。
『怪談新耳袋』は、『新耳袋』という現代の怪談集を元に、BS-TBSで放映されていたが、今回、その映画版ができたわけである。映画ではツキモノとノゾミという2話が作られた。主演はアイドルの真野恵里菜、監督は『東京島』の篠崎誠、脚本は『呪怨・白い老女』の三宅隆太である。
ツキモノは一種のパニックムービーで、女子大生を主人公に大学を舞台にして恐ろしい出来事が起こる。ノゾミは、幼いころに事故で妹を亡くして自分を責めて生きてきた女子高生に、幼な子の幽霊が現れるという話である。
ホラー映画である以上、観客を恐がらせなければ意味がない。2つの話はその点で、種類の異なる恐怖を十分に味わえた。ツキモノでは得体の知れないものに理不尽に追いかけられる恐怖、ノゾミでは自分の中の狂気と向き合う恐怖である。
わたし自身はホラー映画にはあまり興味がなくて、真野恵里菜が主演でなかったら観に行くことはなかっただろう。でもホラー映画としてもよくできていたので、たとえ真野が主演でなくても楽しめたと思う。
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