野口敏著『一瞬で心をつかむ話し方』(学研M文庫)を読む
11月30日(月)
話ベタで悩んでいる人に対してコミュニケーションの極意を示した本。会話とは気持ちのキャッチボールであること、互いの心が通じ合うことが大切であること、気持ちを伝えるためには言葉の部分はわずかで他にも4つの要素があることなど、まず会話にとって重要なことを説き、次いで具体的な事例によってその応用を示している。
確かにこのように話せれば、わたしも今よりは話し上手になれるだろうという気にはさせてくれる。でも、一番大切なのは、この本に書いてあることを試してでも人と会話したいと思えるような自分に、自分を変えることなのだろう。もちろん気が進まないままながらでも実際に試してみることで、そんな自分に変わる可能性もあるわけだけど。
(11月24日読了)
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