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2009.06.05

ピーター・バラカン著『猿はマンキ お金はマニ』(NHK出版)を読む

6月5日(金)

ピーター・バラカンさんと言えば、日本在住のイギリス人の音楽評論家として有名で、テレビではTBSの「CBSドキュメント」やNHKの「Begin Japanology」の司会でもおなじみである。来日して35年になる。

そんなバラカンさんが書いたこの本は、副題に日本人のための英語発音ルールとあるように、バラカンさんが日頃から気になっている日本人の英語発音を取り上げ、それをイギリス英語の発音のルールに基づいて修正したものである。たとえば日本人はサルをモンキー、お金をマネーと発音するけれど、本当はそれぞれマンキ、マニと言った方が通じるということになる。

日本人が英語を学ぶ際に障害になることの一つが、日本でのデタラメ英語の氾濫である。その中にはイギリスやアメリカにはない和製英語や本場の発音とはまったく異なるカタカナ表記などがある。わたしはNHKの英語講座などで長年英語を勉強してきたが、未だにその影響を克服できていない。

この本は付録をいれても127ページの薄い本だけど、ちゃんとルールを体得するには何回も繰り返して読む必要がある。その助けとして、バラカンさんは親切にもウェブサイトを開設してくれている。そこではこの本に載っている単語の音声を聞くこともできる。わたしも当分このサイトのお世話になりそうである。

猿はマンキ お金はマニ


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