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2009.05.10

映画『子供の情景』を観る

5月10日(日)

5月4日(月)に岩波ホールで『子供の情景』という映画を観た。この映画は、文化放送の朝のラジオ番組『吉田照美 ソコダイジナトコ』のコメンテーターの一人で、詩人のアーサー・ビナードさんの紹介で知った。

舞台はアフガニスタンで、世界的には大きな崖の仏像がタリバンによって爆破されたことで有名な場所である。その崖の洞窟に住む6歳くらいの少女が主人公である。少女は隣りの男の子が字を読めて物語を語ってくれたのをきっかけに学校に行きたいと思うようになる。そのためにはノートと鉛筆が必要と教わったが、買うためには金がいる。ところが母親は水汲みに行くといって外出したままである。そこで少女は金を稼ぐために冒険の旅に出る。

話自体は子供の世界を描いているのだが、それがアフガニスタンという社会を写す鏡になっている。驚いたのは子供たちが大人からかわいがられていないということだ。大人にも余裕がないのである。子どもたちは甘やかされることがないから、生きるために必死で自己主張をする。主人公の少女も学校に行くという願いをかなえるために必死に行動する。その結果としての小さな冒険の旅なのだ。

特に大きな出来事が起こるわけではない。それでもラストシーンには衝撃を受けた。戦争ごっこから逃れるために少女がなさねばならなかったこと。それはとても悲しいことなのだ。そしてそれは現実にアフガニスタンで大人にも起こっていることなのである。

この映画を撮ったのは現在19歳のイラン人の少女の監督であり、この作品で多くの賞を取った。くわしくは『子供の情景』のサイトにあるので確認してもらいたい。

映画『子供の情景』

2009.05.08

モーニング娘。のコンサートを中野サンプラザに見に行く

5月8日(金)

ゴールデン・ウイーク期間中の5月2日(土)に、モーニング娘。のコンサートを見るために中野サンプラザへ行った。わたしが行ったのは昼夜2回公演のうち、夜の19時開演の部の方である。

わたしはモーニング娘。を始めとするハロープロジェクトというグループのライトなファンで、CDやDVDを買ったり、何回か舞台を観に行ったりはしたことがあるのだが、コンサートを見に行くのは初めてである。それが思い切って参加する気になったのは、今回のコンサートが3月発売の『プラチナ9DISC』というアルバムの曲を中心に構成されており、その中に、実際に生の声で聞きたい曲が何曲かあったからだ。

はじめ40代後半のわたしが一人で行って大丈夫かなという不安はあったのだが、それは余計な心配であった。会場にはさまざまな年齢層のファンが集まっており、わたしと同じ年代のファンもチラホラ見受けられた。また、同じグループのファンということもあってか、むしろ同類として受け入れられているような雰囲気だった。

ただ、一旦コンサートが始まると一般席では観客は総立ちになり一斉にサイリウムという光る棒が振られる状態になる。わたしも周りに合わせて、ほぼ2時間立ちっぱなしだった。それに曲によっては飛んだり回ったりと観客の方もけっこうな運動量である。でも、まだたいして体力は落ちてなかったみたいで、何とか付いていくことができた。

思い出すと最後に見たコンサートは確か1985年頃のオフコースのコンサートである。その時と比べても楽しめたコンサートだった。モーニング娘。の魅力の一つはコンサートにあると確認できた。また秋のコンサートも見に行きたいものである。

2009.05.04

F.SCOTT FITZGERALD著『THE GREAT GATSBY』(PENGUIN)を読む

5月4日(月)

映画『偉大なるギャツビー』や村上春樹訳『グレート・ギャツビー』でも知られる20世紀前半のアメリカ小説の名作。一日10ページ程度読み進んだが、読まない日も多く結局読了に2か月と少しかかってしまった。わからない単語が多かった割には、楽しめた小説だったと思う。

話は中西部の資産家の息子である主人公が、大学を卒業して数年後に東部に引っ越してくるところから始まる。場所は、ニューヨークの東部にあるマンハッタンにそっくりな小さな離島の北西端である。その島には富裕層が集まっており、主人公とその知人たちとの交流がまず描かれる。

富裕層の中でも群を抜いているのがギャツビーという名の30代前半の男である。ギャツビーと主人公は知り合いではない。ギャツビーは主人公の家の隣の巨大な屋敷に一人で住んでいる。その屋敷では頻繁にパーティが開催され、多くの得体の知れない連中が集まっては乱痴気騒ぎを繰り返している。

ある日、なぜかそのギャツビーが主人公に接近してくる。果たしてその目的は。ギャツビーとはいったい何者なのか。その後、物語は謎を秘めたギャツビーを中心に進んでゆく。

話の筋はわかったのだけど、なぜギャツビーはグレートなのか、なぜこの作品が名作と評価されているのかについてはよくわからなかった。今のわたしの読みでは、哀れなギャツビーだからである。今後は村上春樹訳、さらには野間正二著『「グレート・ギャツビー」の読み方』を読むことで、読みを深めていきたい。

(5月1日読了)

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