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2008.06.08

遅塚忠躬著『フランス革命 歴史における劇薬』(岩浪ジュニア新書)を読む

6月8日(日)

フランス革命を劇薬に例え、なぜ劇薬が用いられたのか、その効用と副作用について述べ、さらに革命を生きた人たちの人生を何人か紹介している。劇薬の正体は人間の熱情であるという。人間の熱情がなければフランス革命は成し遂げられなかった。そして人間の熱情とはすばらしいものであると同時に恐ろしいものでもある。

フランス革命の掲げた理想のいくつかは実現し今や当たり前の良識としてとらえられる概念もある。しかし当時の革命における経済的自由と社会的平等を共に目指すというアクロバットは、後に社会主義革命によって成功したかに見えたが結局は失敗に終わった。福祉国家も一部の国家でしか実現していない。そういう意味では、まだ私たちはフランス革命の途上にあるとも言える。そうである限りフランス革命から学ぶことはまだいっぱいある。

(2006年5月10日読了)

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