A.A.Milne著『The House At Pooh Corner』(A PUFFIN BOOK)を読む
6月12日(木)
『くまのプーさん』の続編。作家のミルンが息子に語る、プーさんと森の仲間たちの物語。続編では、ディズニーランドでも人気者のTiggerも登場する。登場する動物は別に気のいい連中ばかりではない。知ったかぶりのふくろうもいれば、ヒネクレ者のロバもいる。でも、そのすべての中で一番賢いのは息子のロビンだから、たかが知れてはいるのだが。
この時間が止まったような、すべてが肯定された世界は、ロビンがその世界から去ることで突然の終わりを告げる。それでも、最後のロビンとプーさんとの会話は、わたしたちの心の中に、この世界が永遠に続くことを暗示している。
わたしの英語力、読解力では読みきれない部分は、ドミニク・チータム著『『くまのプーさん』を英語で読み直す』(NHKブックス)を読むことでおぎなっていきたい。
(6月12日読了)
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