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2008.04.27

A.A.Milne著『Winnie-the-Pooh』(A PUFFIN BOOK)を読む

4月27日(日)

「くまのプーさん」としてディズニーアニメとしても知られる児童文学の古典。1926年作だから昭和2年の作品である。わたしも幼稚園児の頃に絵本を読んだことはあるが、原作を読んだのは日本語訳も含めて今回が初めてである。

子供向けの本だけど、読んでみると意外と読みづらい。詩的言語と言うのか、一つの言葉に込められた意味の濃度が高くて、スラスラ読み進められない感じがした。でも少しずつ読み進むうちに、この果てしなくのんびりとして、誰もがその個性のままに生きられる世界に引き込まれていった。さすがに古典として残っている作品である。

作者のミルンが息子のために息子の持っている熊のぬいぐるみについての物語を作ったのがこの物語である。作品の中でもミルンが息子に話を聞かせる形で物語が進んでゆく。父親としてミルンは特に教訓を残そうとしているようには見えない。でも、世の中のしがらみの中で生きて疲れた時に、いつでもそこに戻ってたっぷり休息できるような、そんな世界を提供してくれているように思う。

そういう意味ではこれは大人のための本でもある。

(4月24日読了)

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