宝彩有菜著『始めよう。瞑想』(光文社知恵の森文庫)を読む
3月20日(木)
瞑想というと仏教の座禅を連想するが、この本で示されている瞑想は、特定の宗派に偏ったものではなく、各宗派の方法のエッセンスを取り入れて誰にでもできるように簡素化したものである。この本には、瞑想をしてココロとアタマがリフレッシュされれば、楽しい人生をすごせるというメッセージが込められている。
始めに瞑想の方法を具体的に説明し、次に上手に瞑想するコツを述べている。さらに瞑想の効果や効用を、その後、上手に瞑想するための近道としていくつかのポイントをあげている。
瞑想は、さとりのための具体的な方法でもある。瞑想を上手にできるようになり、続けていけばさとりの境地が開ける。ウソみたいな話だが、やってみて損はなさそうだ。読むのは2時間でできた。でも実践となるとこれから長い道のりになる。本だけじゃなくて先生が欲しいところだ。
それにしてもオウム真理教の地下鉄サリン事件から13年目の日にこういう本を読むとは、不思議な巡り合わせを感じる。
(3月20日読了)
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