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2008.02.15

岡本正善著『逆境を生き抜く 「打たれ強さ」の秘密』(青春出版社)を読む

2月15日(金)

プロスポーツ選手にメンタルトレーニングを行っている著者が、一般の人にもできるようなトレーニングの方法と想定される様々な状況への応用を書いた本。わたしも最近生活に行き詰っているので参考になるかもと読んでみた。読んでよかったと思う。

大切なのは潜在意識で、潜在意識をプラスに持っていくためには何をなすべきかである。目標を的確に設定すること、自分のリズムを保つこと、イメージする力を持つこと、集中力をつけることなど項目ごとにトレーニングの方法が示される。基礎にあるのはリズム呼吸と、緊張と弛緩というトレーニングである。リアルなイメージを伴って目標設定ができるようになり、自分のリズムで日々を過ごせるようになれば、打たれ強い自分になれる。

著者の潜在意識の理論がどれほど信頼できるものなのかはともかく、わたしたちが生きている中で意識の領域はわずかで、大部分は無意識の領域であることは納得できる。問題は、無意識の部分でおかしくなっている心や体をいかに意識的にフラットに戻すかなのだ。その方法として、著者の説く方法は有効であるように思える。

この本は読んでから自分で行動を始めなければ意味がない。しばらく傍らにおいてトレーニングを実行してみるつもりである。

(2月15日読了)

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