藤沢晃治著『頭のいい段取りの技術』(日本実業出版社)を読む
2月29日(金)
効率よく仕事を進めるためにはどうすればいいかを述べた本。始めに段取りとは何か、その精神について述べてあり、続いて、時間管理、情報整理、資格学習、コミュニケーション等において段取り良く仕事を進めるための方法が、そして結婚式を例にとってやや複雑な仕事を効率よく進めるための方法が述べられる。
著者はこのように仕事の効率を追及する理由として、仕事とプライベートの2本立ての人生を送るためだと書いている。人生は楽しむためにある。仕事はさっさと手早く済ませるに越したことはない。もちろんこの方法は、さらにバリバリ仕事をしたい人にとっても有用なわけだが。
今すぐにでも実践したい具体的な「技術」に満ちている本だけど、ほとんどはすでにどこかで見たことのあるやり方でもある。一度はやったことがあるものもけっこうある。要はこういうことにマメに取り組まないと仕事ができるようにはならないし充実した人生も送れないわけで、それをやってこなかった自分の人生を反省する機会にもなった。やっぱり英検1級を取りたいし、その前にTOEICで900点を取りたいものである。著者は当然2つともクリアしている。
(2月29日読了)
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コメント
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コメントありがとうございます。検索の迷路に迷い込まれたようですね。
でも、これを機会に時々訪れてくださればうれしく思います。
投稿: 読み助 | 2008.04.12 20:07
どうも初めまして。本の書評をふらふら検索していたところ
ここに辿り着きました。
amazonのレビューでも良いのですが、結構ヤラセも多いですからね。
個人のブログの方が結構、信用できたりします。
段取りよく仕事する方法論は他の本にも書かれていますが
じゃぁ、何のために段取り良くやるのかという根本は少し新鮮ですね~
今は職場でも最低限の人員しかおいていないので
早く仕事が終わっても、仕事を押し付けられる危険がありますからね~
「会社に自分時間を奉仕しない」というところは共感しました。
ただ藤沢さんが上司だと部下は結構、大変そう(爆)
ではでは、また遊びにきますね~
投稿: ゆきんこ | 2008.04.12 09:20