上原善弘著『被差別の食卓』(新潮新書)を読む
2月3日(日)
大阪の被差別部落出身の著者が、世界の被差別民の料理を取材したルポ。アメリカ南部とブラジルの黒人奴隷、ブルガリアとイラクのロマ、ネパールのサルキの料理を食べ歩きながら、現地の人たちと交流してゆく。差別されている人たちの食事は、誰も食べない物を工夫して調理するところが共通している。おいしそうな料理もあればあまり食べたくない料理もある。でも、それぞれがその民のソウルフードである。
(2007年7月9日読了)
« 二つの出来事についての地上波TVの報道 | トップページ | 木田元著『新人生論ノート』(集英社新書)を読む »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 読んだ本39冊(2019.07.15)
- カズオ・イシグロ著、土屋政雄訳『日の名残り』(中公文庫、1994年)を読む(2018.08.10)
- カズオ・イシグロ著、小野寺健訳『遠い山なみの光』(ハヤカワepi文庫,2001)を読む(2018.06.01)
- 読んだ本3冊(2018.04.19)
- 菅野覚明著『吉本隆明―詩人の叡智』(講談社学術文庫)を読む(2018.02.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント