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飯田隆著『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』(講談社)を読む

1月31日(木)

講談社の「現代思想の冒険者たち」シリーズをセレクトした廉価版の一冊。哲学者・ウィトゲンシュタインの入門書になっている。主著の『論理哲学論考』と『哲学探究』の内容とその成立過程、その間を橋渡しする『青色本』と『茶色本』の内容の解説が、評伝を交えながらほぼ時系列的に行われている。さらに主著でない著作の解説もある。また現代的な意義としてクリプキに始まる私的言語の議論についても述べられており、至れり尽くせりだ。

ただ、こんなに懇切ていねいな本を読んだのに、わたしにはウィトゲンシュタインはよく理解できなかった。やはり実際に本を読んでみなければならないようだ。すでに『論理哲学論考』は読んでいるのだが、それを読み終えたときの何かが見えた感じを、他の本でもう一度味わえるのだろうか。

(2007年7月23日読了)

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馬渕哲・南條恵著『人は「動き」だ なりたい自分を演出する40の方法』(日本経済新聞社)を読む

1月29日(火)

人は見かけというけど、外見というよりもむしろ動きによって判断されている。それは逆に自分の方でこう判断されたい時はこう動けばいいということでもある。人間関係や商売で参考になる動き方が文章だけでなくマンガや図解でも示されており、レファレンスとしても活用したい本である。

(2007年9月19日読了)

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今日のニュース

1月28日(月)
11:35
今テレ朝のワイドショーを見ている。大阪府知事選で弁護士の橋下徹氏の圧勝というニュースが目立つ。次いでガソリンの暫定税率を定めた法案を通すために、議員立法で延長法案を出すというニュース、スポーツでは大阪国際女子マラソンで期待されていた福士加代子選手が失速したニュースと大相撲で朝青龍が敗れて白鵬が優勝というニュースが続く。

でも一番大事なニュースは道路特定財源の問題が今後どうなるかだろうな。以前は必要だったかもしれないが、もう一般財源と区別する時期は過ぎている。ここは民主党にガソリン税の阻止を突破口にひと頑張りしてもらいたい。

社会ニュースとしては、仙台で父親が家族に切りつけ放火、川崎で父親が16歳の長男を棒で殴って風呂に放置して死なせたという事件が目に付いた。毎日のように親子で殺しあうニュースが流れる。

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岡田ジャパン始動 対チリ戦

1月26日(土)
19:15
普段はサッカーを見なくても、こういう記念すべき試合になるとつい見たくなる。10年前の奇跡を知っているだけに岡田監督に期待するものは大きい。それにいつかは日本人が監督をすべきだと思っていたから、それが数年早くなっただけとも言える。

平原綾香の君が代、腹に響く重みがあって中々よかった。いい門出である。続きは2chで実況することにしよう。では終わってからまた。
21:03
岡田監督のインタビューが続いている。守備の対応はうまくいった、けど勝ちたかった、やや攻撃に正確性が欠けていたという分析か。確かに結果にこだわるチームであってほしいね。親善試合だし悪い点も目立ったけど、これが岡田ジャパンの実力なのだから、これからがんばってほしいものだ。

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馬渕哲・南條恵著『マンガでわかる お客様が感動するサービス』(日経ビジネス人文庫)を読む

1月25日(金)

どういう時にお客は感動するのかを劣位アクションという概念をキーワードに豊富な具体例で説明している。本を読んで泣きそうになったのは久しぶりだ。感動する話がいっぱいある。劣位アクションはテクニックとしても使えそうだけど、何より人のやさしさから出てくるものではないのか。商売以外の人との付き合い方についても考えさせられる。

(2007年8月27日読了)

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吉本隆明著『ひきこもれ ―ひとりの時間をもつということ』(だいわ文庫)を読む

1月23日(水)

吉本隆明が編集者から与えられたテーマに沿って語ったことがまとめられている。ひきこもれという主張は孤高の思想家の真骨頂で、しかもけっして非常識なことは言っていない。平易な語りの文章でありながら氏の思想のエッセンスを知ることもできる。わたしもどちらかと言うとひきこもり体質なので氏の主張には共感できた。

(2007年8月3日読了)

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馬渕哲・南條恵著『マンガでわかる 良い店悪い店の法則』(日経ビジネス人文庫)を読む

1月22日(火)

自分の中で入りやすい店とそうでない店がある。それはわたし個人の問題だけではなく、店の作りと店員の接客行動と客の心理の問題だった。コンビニでいらっしゃいませと言われるとなぜ居心地が悪くなるのか、いつもいる店員とはなぜ顔を合わせたくないのか、なぜドン・キホーテでは気楽に買い物ができるのに商店街の店は入りづらいのかなど、日頃から漠然と感じていたわたしの客としての心理がうまく説明されている。

(2007年8月24日読了)

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赤星たみこ著『赤星たみこの がん安心講座』(エビデンス社)を読む

1月21日(月)

昨年7月、父親に膀胱癌が見つかり入院した。早期発見で内視鏡手術で癌を取り除いたし、検査で他に癌は見つからなかったということで10日ほどで退院したから、それほど深刻なものではなかったが、この機会に癌について調べてみようと考えこの本を買った。著者は漫画家で子宮頸癌の手術を経験しており、医学の勉強もしている。それに5人の医者の監修も受けている。漫画家が書いた本にはわかりやすいものが多いが、この本もとてもわかりやすい。素人が一応の知識を得るにはいい本だと思う。

ただ、膀胱癌についての記述はなかったから、後にネットで調べることになったが、その際にもこの本で得た知識が役に立った。

(2007年8月6日読了)

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柳原和子著『がん患者学Ⅰ 長期生存患者たちに学ぶ』(中公文庫)を読む

1月20日(日)

著者の柳原さんは、自らがんと告げられて絶望の中、試行錯誤しながら闘病を続けていた。現代医学でも決定的な治療法のないがんという病の中で、多くの患者が病院や医者に対して強い憤りを抱いたまま死んでゆく。やすらかに死ぬためにはどうしたらいいのか、あわよくば生き延びるためにはどんな方法があるのか。著者は、まずは5年、10年と長期生存を果たしている人から話を聞こうと考える。

この本では18人の長期生存患者から話を聞いている。生き方は様々である。代替医療に活路を見出した人、食生活を見直した人、生活をすべて変えた人、反対に何もしていない人。でも、それぞれの人は、自分で選択して今の生を生きているという点で共通している。

わたしたちががんを告げられたときどうすればいいかというマニュアルはない。様々な情報を集めて、医者の意見も聞きながら、主体的に治療法や生活を選択すること、それこそが、がんを患う者の唯一の選択なのである。

この『がん患者学Ⅰ』は3分冊の1冊目である。Ⅱには専門家との対話・闘病の記録、Ⅲにはがん生還者たち―病から生まれ出づるもの、という副題がついている。また著者の最近の本に『百万回の永訣 がん再発日記』がある。引き続き読んで行きたい。

(1月20日読了)

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1995年1月18日(水)の日記

1月18日(金)

阪神・淡路大震災が起こったのは1995年の1月17日である。昨日は、その13回目の日で死者の供養や防災特集がニュースになっていた。95年当時もわたしは東京に住んでいた。当日の朝、起きてしばらくいつものようにぼんやりとTVを見ていたら、速報で地震のニュースが流れてきた。最初はたいしたことがないように見えたが、次第にその規模の大きさがわかってきて驚き、結局、会社を休んで一日中TVを見てしまった。次の日には興奮した筆致で日記に以下のように書き記している。当時はまだノートに日記を書いていた。ネットが発達していなかったから、主なニュース源はTVと新聞くらいだった。

―兵庫県南部地震が17日午前5時45分頃に起こった。M7.2、震度6のこの直下型地震(淡路島北部、深さ20km)によって、神戸市およびその近郊の都市が破壊され、死者は2000、不明1000人を越える惨事となった(現時点で)。T夫妻が淡路島に住んでいるので心配したが、西淡町の方には大した被害はないようである。ただ奥さんの方の両親は宝塚の方に住んでいるハズ。さぞや心配していることだろうと思う。
22:00
テレビ朝日「ニュースステーション」は、この地震による災害を「阪神大震災」と命名した。

人の世には、このようなことが起こりうるのだと覚悟はしていても、家の下敷きとなって生きて取り残され、やがては火が燃え移って焼き殺されるという現実をTVの画面によって見せつけられると、その無残さ、むごさに恐怖する。

生き残った人たちを見ていると、本当に同じ日本人なのかと不思議である。いや、TVに毒された日本人のイメージに私自身むしばまれているのだ。災害が起こった時、露呈するものこそ<日本的>なものなのだろう。―

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和田秀樹著『大人のための健康法』(角川Oneテーマ21)を読む

1月16日(水)

角川Oneテーマ21はテーマを一つに絞った新書である。この本のテーマは健康常識のウソとある。ただ中身を読むと心の健康と体の健康の2つに分けられて論じられている。

心が不健康だと悪い思考パターンに陥る。そのパターンをいくつか挙げ、テレビはその悪い思考パターンを強めるようにしか働かないと主張する。体の健康については、体は個人によって異なるのだから検査数値にとらわれすぎるのはよくないと説く。例えば統計でもやや小太り気味の人の方が長生きをしている。コレステロール値や血圧も高い方がいい場合もある。個々の異常値への対処法を越えた総合的な健康法が必要なのである。

著者は心の健康が一番大切と説く。健康診断の数値が極端に悪くない限り、自分の好きなように楽しく生きるのが一番の健康法なのであり、健康を気にするあまり健康オタクになるのは不健康なことなのだと。

言っていることはわかるのだが、論の立て方が強引でやや書き散らかした印象を受ける。実際に闘病中の人や検査で異常値が出て気にしている人にはたしてどこまで説得力があるのか。そういう人たちの感想を聞きたいところである。

(2007年11月13日読了)

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Rumiko Takahashi著『maison ikkoku 1』(Viz media)を読む

1月15日(火)

高橋留美子のマンガ『めぞん一刻 1』の英語翻訳版。すでにお馴染みの作品ということもあって無理なく読めた。わからない単語が出てきて辞書を何回か引いたけど、かかったのは実質2時間くらいか。

今読むと、若い男に実に都合よく描かれたマンガで、読んでいて少し引いた。こんな女は実在しない。あくまで若い男向けのファンタジーなのだ。おそらく作者は相当冷めた心で、計算してこの作品を描いたのだろう。多くの童貞がだまされ、やがてその嘘に気づいてでも懐かしく思う。そんなマンガである。

(2007年10月21日読了)

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永井均著『西田幾多郎 <絶対無>とは何か シリーズ・哲学のエッセンス』(NHK出版)を読む

1月14日(月)

「シリーズ・哲学のエッセンス」の一冊。著名な哲学者の哲学を100ページくらいの量でわかりやすく解説しているシリーズである。しかし西田幾多郎というのは哲学者の中でも難解を極める哲学者だ。どうなるものかと思ったが、意外とわかりやすくまとめられていた。でも、日本語としてはわかりやすくても哲学としては易しくはない。この本は単なる解説書ではなく、その中で、実際に哲学がなされている。読者は集中して著者の記述を読み進み、その背後の問題意識を感じ取らなくてはならない。

この本では西田の思想のエッセンスを純粋経験、場所、私と汝の3つの観点から記述している。そこに通底しているのは、経験において、私は主体ではなく限定された場所であるという観点である。私と汝が理解し合えるのはなぜか。それは私という場所に汝という場所が入り込みさらにそれを包摂する場所が生じるからである。さらにその汝の中に私が入り込むことによってこの相互理解のプロセスは完成する。私が主体化されるのは、まさにその汝の中においてであり、そこにおいて言語もまた生まれるのである。

本当はこんな風に乱暴に要約したらこの本のよさは失われる。あくまでもこの本の記述に沿って著者の哲学する過程をじっくり味わうべきである。

(1月14日読了)

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高橋龍太郎著『人生にはしなくてもいいことがいっぱいある』(青春文庫)を読む

1月13日(日)

精神科医による若い人たちに向けたメッセージ。心が健康であるためのヒントがいっぱい詰まっている。印象に残っているのは、ストレスの指標となる3つのS、笑い(smile) 、おしゃべり(speech)、睡眠(sleep)、それが失われるとストレスが溜まる。その対処法としての6つのS、歌(song)、セックス(sex)、温泉(hoto spring)、スポーツ(sports)、酒(sprits)、買い物(shopping)。実に覚えやすいし、なるほどと思う。

ストレスが溜まるのは交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなるから。生活にメリハリをつけ毎日を楽しく生きられればそれでいい。仕事も遊びも大切だし、友達づきあいも大事である。でも、わたしたちはむしろどうでもいいことで悩んで心のエネルギーを消耗させている。

この本では、そういう心の健康を損なう考え方や悩みからいかに解放されるかについても教えてくれている。まさに「人生にはしなくてもいいことがいっぱいある」。

(2007年11月17日読了)

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梅田望夫著『ウェブ時代をゆく ―いかに働き、いかに学ぶか』(ちくま新書687)を読む

1月11日(金)

ウェブ2.0と著者の呼ぶインターネットの新しい潮流がある。この本では、その世界の現状、その世界で新しい仕事をしている人たち、新しい生き方を始めた人たち、自分のしてきたことなどを語る中で、若い人たちに向けて、この世界でいかに生きるかを提案している。巷のビジネス本と同様の暑苦しさも感じたけど、もっとウェブを活用して知的生産ができるように、少し本格的に勉強してみようかという気にはさせてくれた。

(2007年12月13日読了)

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村瀬学著『未形の子どもへ 人生四苦八苦から』(大和書房)を読む

1月10日(木)

遅れのある子どもを保育する施設で長年勤務し、同時に評論活動も続けてきた著者の80年代の仕事をまとめたもの。この時期に、専門職から事務職に回されることになったことを機に教育の仕事を辞め、これ以降は評論活動に専念することになる。この本では、主に人生論、家族論、子ども論が収められている。

氏の文章にはまると、障害児教育の専門家としての現場の体験と吉本隆明やキルケゴールなどの骨太の思想家から学んだ理論的な側面とが絶妙に縒りあって、独特の心地よい世界の空気感を味わえる。元々保育園や幼稚園のお母さんたちへ語りかける物言いなので、一つ一つの言葉はやさしい。でも、それでいて私たちの生きる現実の微細な襞の隙間のような場所にも言葉が届いていて、読むたびに納得させられる。

80年代の文章にも関わらず氏の評論に古びたところはなく、21世紀の今のわたしにも届いている。昨今の浅薄な教育論などこの本一冊で吹っ飛んでしまいそうである。実家の本棚に眠っていたのを一昨年に帰省した時に見つけ、持ち帰っていたままになっていた。こういう本を買うのはわたしだけだから確かに買ったのだろうが、その記憶すらない本である。ずいぶん読むのが遅くなってしまったが、今読んでよかったと心から思う。

(1月9日読了)

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翻訳ボランティアをやってみたい

1月8日(火)

今年は英語に関係した仕事をやりたいと正月に書いた。その時は、転職を念頭に置いていたのだけど、今日、雑誌「マガジンアルク」の2月号で、翻訳ボランティアという仕事があることを見つけ、こういうのもいいなと思った。

原則無給らしいからまさにボランティアだけど、国際協力を自宅でできる魅力的な仕事みたいだ。これからネットなどで翻訳者を募集しているNGOを見つけて、トライアルがあるなら受けてみたいと思う。善は急げだ。

今後の経過については、このブログでも公表するかもしれないのでお楽しみに。

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鷲田小彌太著『まず「書いてみる」生活 ―「読書」だけではもったいない』(祥伝社新書)を読む

1月6日(日)

読書好きな読者に定年から書く生活を始めるよう勧めた本。

書くことの喜びや苦しみ、実際の書き方や本にする方法など、書くことを生活としてきた自身の経験を踏まえて、ていねいに書いている。今、わたしは、気が向いたときにこうやってブログに好きなことを書いているが、もっと継続してちゃんとしたものを書きたくなった。

でも、金にはならないみたいだし、余計な苦労を背負うことにもなりそうだから、書くことを生活にするのは、年金をもらうようになってからでも遅くはなさそうだ。せめて今のうちは、毎日少しずつでも何か書いて準備をしておきたいな。

(2007年11月26日)

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枡野浩一著『一人で始める 短歌入門』(ちくま文庫)を読む

1月5日(土)

かんたん短歌(下から読んでもかんたんたんか)の提唱者である歌人が、一般人の短歌を評しながら短歌の詠み方をわかりやすく説いた本。掲載されている短歌は、週刊賃貸などを出している会社の2006年度の広告キャンペーン「いい部屋みつかっ短歌」への応募作品である。そのため、引越しや一人暮らしを詠んだ歌がほとんどであるが、他にも著名人の短歌が数首とあとコラムがある。

古典の和歌の難解さに短歌を作るなんて考えもしなかったが、この本を読んで自分でも作りたくなったのは確かだ。ただ短歌を作るには才能が必要みたいで、自分にその才能があるかは自信がない。

個人的にツボだったのは次の一首。

変質者に見えないことも必要だ 四十男の一人暮らしは  (東京都 田力勇)

(2007年10月12日読了)

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「Tears」という詩を紹介する

1月4日(金)

いい英文があったので紹介したい。東京都の水野愛美さん作。日本「アジア英語」学界開催の2006年度第1回「ジャスト50語英文コンテスト」ESSC(Extremely Short Story Competition)において、最高賞である日本「アジア英語」学界会長賞に輝いた作品である。雑誌ALC12月号に載っていた。

                 Tears
   
   One night, the telephone rang. My father answered it.
     He was just nodding without saying anything.
             He seemed very serious.
       Then, he hanged up the phone and told us.
         “My father has just passed away.”
         It was the first and the only time when
             I saw his eyes with tears.

妹夫婦の父親、妹にとっては義父にあたる人が昨年9月に亡くなった。彼らの2人の子供(長女と長男)はまだ小学生だけど、この詩のような家族を作っていって欲しいと思う。わたしも父にとってこういう息子でありたいと願うのだが、それにはまだまだ人生経験が必要なようだ。

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Mitch Albom著『TUESDAYS WITH MORRIE』(Kodansha)を読む

1月3日(木)

1997年の大ベストセラー。日本でも『モリー先生との火曜日』として翻訳されている。スポーツライターとして有名になった著者が、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵された、大学時代の恩師のモリー先生と16年ぶりに出会う。やがて二人は毎週火曜日に会い、語り合うようになる。それはまるで大学時代の授業のようで、いつのまにか若い著者にとって人生についてのレッスンの時間になった。

豊かな死というものがある。それは豊かな生の延長にある。よく死ぬことはよく生きることである。QOL=Quality of Life(生の質)の向上があるから、QOD=Quality of Death(死の質)が高められる。では生の質はどうすれば高められるのか。そのヒントがこの本には詰まっている。
(2007年10月31日読了)

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佐々木俊尚著『3時間で「専門家」になる私の方法』(PHP)を読む

1月2日(水)

インターネットを利用することでこれまでまったく知らなかった分野について3時間で「専門家」になれる本。少子高齢化を例に、ネット上のソースを信頼度や情報の深さによってA~Dの4種類に分類し、Aの新聞記事検索からDの2チャンネルまでの情報の探し方を順に解説している。新聞記事の検索は有料だが、他のソースはすべて無料である。

ニューロン型情報収集と呼ばれるこの方法を用いると、ある分野のクオリア(全体像の感覚)を得て、気づきポイントにたどり着き、そこから検索エンジンを駆使してハブ情報(キーとなる情報)を掴み、さらにはセレンディピティ(思いがけない情報や発想との幸運な出会い)を実現することができる。それも個人差はあるが3時間程度でできるのである。

このような情報は、昔は図書館に通って新聞記事の縮刷版や雑誌や本を読み漁り、それを元に実際にいろいろな人に会わなければ得ることができなかった。インターネットがどれほど時代を変えたのか実感できる本だった。同時にネットを効果的に使える人と使えない人で大きな差が生じる時代にもなったと少し怖くなった。
(2007年11月9日読了)

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1年の計

2008年1月1日(火)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

1年の計は元旦にありと言う。もう正午を過ぎて元旦じゃなくなったけど、今年1年で何をするかを考えてみたい。先ほど朝のTV番組を見ていたら富士山の頂上から初日が出て、ダイアモンドのように輝いていた。そこでとっさに願ったのは、TOEICで900点を取ること、英検1級を取ることである。今の職業について来年の3月で10年になるけど、やっぱり英語力をつけて英語を使う仕事をしてみたいという思いが強い。

次は父のことだ。去年の夏に初期の膀胱癌が見つかって内視鏡手術を受けた。しかし再発の可能性が75%と医者に言われ、何とかしようと本を読んで、母と食事療法に取り組んでいる。そのおかげか、今のところ再発はない。今年も再発のないことを切に願う。何もできないけど、せめて祈るくらいはしていたい。

あと、今年はもう少し舞台を鑑賞したいと思う。今下北沢などの小劇場での劇が盛んで、レベルの高い劇を見せてくれているらしい。去年は池袋で『再縁・千歳月』を1回見ただけだったが、今年はもう少し見てみたいと思う。特に、ハロプロエッグの福田花音の動きに注目してみたい。

かのんのいちごのツブログ

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